はじめに
みなさんは、「Linux」って知ってますか?
Linuxは、Macの次に多いOSの一種です。サーバー用途などに幅広く活用されています。
そんなLinuxが、なんと、自分の手で準備することなく、ちょっと入力するだけでUbuntuがWindowsで使えるようになります!
準備するもの
・Windows 10 Creators Update 搭載PC
(※Anniversary Updateでは、上手く動作しません。)
導入作業:Windowsの機能で有効化
(※2017年8月6日 19時以前にこの記事を見た方は、以下の手順を行って修正をお願いします。一部手順の記載漏れがありました。)
Bash on Ubuntu on Windowsは、Windows 10のCreators Updateで新たに使えるようになったベータ機能です。まずは、セットアップをする必要があります。
スタートメニューの上で右クリックをして、「Windows PowerShell(管理者)」をクリックします。
(※管理者権限がないアカウントではこの記事に従ってここからの操作ができません。
親から借りているパソコンの場合、親の許可を得てください。パスワードを求められる場合があります。)
出てきたウィンドウで、「dism /online /Enable-Feature Microsoft-Windows-Subsystem-Linux」と入力します。
実行すると、約5分ほどで終了します。
エラーがなければ、有効化に成功しています。
ここで一度コンピューターを再起動します。
導入作業:Ubuntuのインストール
コンピューターを再起動して、ログインします。では、次にUbuntuをインストールしましょう。
まず、Windowsキー+Rを押して、「コマンドを実行」を開き、「powershell」と入力して「OK」を押してください。
すると、Windows PowerShellウィンドウが開き、しばらくすると「PS C:\Users\[ユーザー名]>」と表示されます。
そしたら、「bash」と入力します。すると、次のような表示が出ます。
(※実際の画面と異なりますが表示は同じです)
「y」と入力して、Enterを押します。
すると、このような表示が出てきます。しばらく待ってください。
処理が完了すると、次はアカウントの作成に入ります。
「新しいUNIXユーザー名を入力してください:」と出たら、好きな名前を入れてください。ただしアルファベットと数字のみです。
Enter new UNIX passwordとRetype new UNIX passwordでは、好きなパスワードを入れてください。「Retype・・・」には同じパスワードを入れてください。入力時には何も表示されませんがそのまま入力してください。
完了したら、次のようなプロンプトがでて、使えるようになります。
後は、Ubuntuでおなじみの「apt」や「cat」「less」など、普通のLinux端末のように使えます。なので、一度決めたパスワードも、Linuxでおなじみの「passwd」で変更できます。
ただし、X.Orgについては動作しないようです。もし、Ubuntuを終わりたいときは、「exit」とするか、ウィンドウを閉じてください。